高度に発達した情報化社会は、その副産物として膨大な量の「古紙」を吐き出し続けています。
日常的な感覚で見れば、それらはゴミとして処分されなければならないものです。
しかしちょっと見方を変えれば、新しい紙を作るための貴重な資源がそこに横たわっていると言えます。
紙の原料は生木から作られるパルプだけではないのです。
私たち長良製紙は、古紙を重要な資源と考え、最新の技術によってこれに新たな息吹を与え、新しい価値をもった紙として甦らせることにこれまで力を注いできました。
印刷物のパルプ繊維に付着したインクを界面活性剤の働きで剥離し、泡に吸着浮上させることによって、良質の紙に再生する技術を「脱墨」と呼んでいます。
この工程を丹念に、幾度となく繰り返し行うことで、紙は単なる再生紙にとどまらない、新しい価値を自ら身にまとっていきます。
古紙の再生は、単に「紙」を作るということではありません。
まったく新しい価値を備えた紙として再生することに意味があるのです。
耐熱性・電絶性の機能をもった紙、生鮮食品の鮮度を保持する紙、焼くと陶器のように固まる紙・・・無限とも言える活用の可能性がそこにはあります。
社会と人間の生活に新しい文化の局面を切り開く、価値あるものとして再生すること。
そうして生み出されたのが長良製紙の「ガラス合紙」なのです。